NIPT検査について
- 検査の対象者
- すべての妊娠中の方、妊娠10週以降、その後の検査の関係から16週末まで。(※認可施設での検査は、高齢妊娠を対象とすると記載されていることがありますが、年齢制限はありません。)
- 検査の方法
- 妊婦さんから採取された血液中の胎児DNA断片を用いて赤ちゃんの染色体の数的変化について調べる検査です。
- 検査の結果について
- 陽性、陰性、判定保留で結果が出ます。ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの3つの染色体の数の異常を調べることが可能です。
これらの三種類の染色体に限定しているのは、21番、18番、13番以外の常染色体に数の異常がある受精卵はほとんどが流産になってしまうか、もしくは妊娠に至らないためです。
検出率が高いという特徴がありますが、診断を確定できるわけではありません。診断の確定には、「確定的検査」が必要となります。
検査の流れ
- ①相談・予約(完全予約制。年齢制限なし。)
- ②検査当日(本人様のみでも可。)
- 遺伝カウンセリング・採血
- ③結果説明(本人様のみでも可。)
- 結果まではおおよそ7日程度で、結果出次第に検査結果が出たことのみを電話でお伝えさせていただきます。結果時の予約を早めたい等ございましたら、その時にご相談ください。
- 遺伝カウンセリング
- 陰性 →通常の妊婦健診へ
- 判定保留 →0.3~0.4%の確率で判定保留があります。遺伝カウンセリングでどうするかを相談します。「NIPT再検査」「NIPTでの検査をあきらめる」「羊水検査」などの選択肢があります。
- 陽性
→染色体の数の異常がある可能性が高いという判定で、確認のための確定的検査に進みます。
遺伝専門医、出生前コンサルト小児科医、小児医療の専門家の支援が受けられるように、検査から提供医療まで、クリフム出生前診断クリニック、大阪医科薬科大学附属病院(遺伝診療部)等と提携しております。
検査の価格
NIPT検査 | カウンセリング (検査前・後) |
---|---|
88,000円 | 12,000円 |
※診断が確定する検査を、「確定的検査」といいますが、具体的には「羊水検査」や「絨毛検査」があげられます。ただし、「確定的検査」は赤ちゃんの細胞そのものを調べるため、流産のリスクを伴います。
そのため、「確定的検査」を受けるかどうか決める検査として「非確定的検査」と呼ばれる検査があります。その一つが、NIPT検査です。